2017年11月16日(木)18日(土)に、紅茶の会M*s Tea Circleの「ミルクティーを楽しもう!」を開催しました!紅茶の会担当の広報Mより、様子をご報告いたします( ^-^)_♪

お客様が来られる前に…

今回は、参加者の皆様全員違うカップ&ソーサ―で。イギリスから持って帰ったアンティーク&ビンテージのカップや、ロシアのインペリアルポーセリンなど。普段は和食器のカップ&ソーサ―を使ってお出しすることが多いので、とってもレアな回でした!

紅茶の会 ミルクティーを楽しもう!

色々な形のカップがありますが、ミルクティーはやはり少し量がたっぷり入るカップが良いと思います。浅く広がったタイプのカップよりも、少し深くて立ち上がったタイプのものがミルクティー向きではないかな、と思います。

紅茶の会 ミルクティーを楽しもう!

ウェルカムティーは、カモミールティー。ニルギリと2層にしましたが、色が似すぎていてよくわからなくなってしまいました(笑)私の紅茶の先生にアイスで作って出していただいたときに美味しかったので、アイスでお出ししてみました。これは、ミルクを入れてもおいしいのです♪

紅茶の会 ミルクティーを楽しもう!

イギリスのミルクティーの歴史にびっくり!

ミルクティーといえば、すぐにイギリスのイメージが浮かぶのですが、私たちが思っているよりもイギリス人の「ミルクティー」に対する思いは熱いのです。

紅茶にミルクを入れるときの作法で、ミルクを先に入れることを「ミルクインファースト」、後に入れるのを「ミルクインアフター」というのですが、その方法についてなんと、約130年も争ったという歴史があります。参加者の皆さんと、「親子三代くらいで戦わないといけないね…」「勝ったとしても、最初に提唱した人たちはもうこの世にいないね…」などとその壮絶さにびっくりしました。

ミルクティーを楽しもう!

結局、科学的な根拠をもとにいろいろな調査と研究を重ねたイギリス王室が出した答えは…??まあ、とりあえず130年以上の争いに決着がついたといっても、こればかりは味の好みですから、私たちは何とも言えませんね(笑)

ミルクのお勉強と、飲み比べ。

店頭に行くと、たくさんの牛乳が売っていて、「どれが美味しいの??」と迷ってしまいますよね。

今回は、いわゆる「牛乳」の種類のお勉強と、生クリーム、加工乳、ナッツミルクなど「牛乳以外のミルク」にも視点を広げて。「パスチャライズ」という低温殺菌牛乳の甘さ、「ノンホモ」牛乳って何?という深いところへ。それぞれの牛乳を飲み比べてみたりしました。

紅茶の会 ミルクティーを楽しもう!

そのあとは、いろんな紅茶を淹れてみて、まずはミルクなしで味わってみます。ミルクティーに合う茶葉はもちろん、「え!これにミルクいれちゃうの?」という変わり種まで実験的に用意してみました。

紅茶の会 ミルクティーを楽しもう!

もちろん、紅茶はミルクを入れなくてもおいしいブレンドにしてあるものですから、ストレートで飲んでもよいのですが、少し温度が下がってからすべての茶液に低温殺菌牛乳を加えて再びテイスティング。

紅茶の会 ミルクティーを楽しもう!

こちらは、ミルクを入れた後。やっぱりミルクティーって、見た目も好きです♪なんだか癒される色をしていますよね。アッサムCTCなどの王道から、個人的に大好きなルフナ、そして「??」というダージリンファーストフラッシュやシンガポールブレックファスト、アールグレイなどの着香も。ミルクとの意外なマリアージュが楽しめました。

テイスティングの時にいつも思うのですが、紅茶は温かい時と冷めたときに味の変化があります。ミルクティーにする際はやはり低温殺菌のものを使うと冷めてもおいしいな、と思います。

ミルクティーも然り、紅茶の飲み方は完全なる個人の趣向の世界なのですが、「この組み合わせもおいしい!」「これとこれが合うとはびっくり!」という新しい発見があるのも楽しいですよね。

集中して頭を使ったあとは…

いろいろな味やミルクとの組み合わせに集中していると、テイスティングは結構エネルギーを使いますよね。お疲れさまでした!お出しした紅茶プリンは、ドイツの紅茶メーカー「ロンネフェルト」のアイリッシュモルトというミルクティー向きの茶葉を使いました。

そのプリンの上に生クリームと練乳を混ぜた濃厚ソースを。クリームと紅茶プリンの層を一緒に食べると、おしゃれなミルクティーの味になる(笑)というデザートです。

紅茶の会 ミルクティーを楽しもう!

ケーキの写真、いつも取り忘れます(食べるのに一生懸命になるので 笑)が、ケーキに合わせたのは、私の教え子Yちゃんからのカナダのお土産シリーズ「マーチーズ」。ふんわりとメイプルが香り、クランベリーのちょっとフルーティーな味わいも楽しめる本当にカナダらしいブレンドでした。

紅茶の会 ミルクティーを楽しもう!

紅茶の飲み方は無限大!です♪

ミルクと合わせる、ということにフォーカスを当てて飲み比べをしてみましたが、もちろんこれにスパイスが加わるとマサラチャイのようになりますし、入れるミルクの種類を変えたり、ベースの紅茶を色々試してみたり。寒い冬はお家にこもって、ティードリンク研究、してみてくださいませ!!

飲み比べをしてくださった、参加者のみなさまのご感想もぜひ参考になさってください。

紅茶の会 ミルクティーを楽しもう!

参加していただいたみなさまのアンケートからのご感想

・ミルクティーの飲み比べ、楽しかったです。1番意外だったのはアールグレイでもミルクを入れたらおいしくなるものがあることです。シンガポールブレックファーストを今日はお土産に選びましたが、こちらはミルクを入れずに飲みたいと思います!スイーツは紅茶のゼリーがおいしかったです。

・ウバはパンチが強く、ストレートでもミルクでもインパクトがすごかったです。シンガポールブレックファーストが好みだな、と思いました。

・王道のアッサム、イングリッシュブレックファーストはやっぱりミルクに合っていておいしかったです。低温殺菌のミルクの甘さを知り、木次牛乳のファンになりそうです。

・やっぱりミルクティーに合うのは、今回いろいろと飲んでみてアッサムとイングリッシュブレックファーストだと思ってしまいました。自分はキーマンのにおいや味が好きなので、一番キーマンが好きでしたが、ウバはあまりクオリティーシーズンのものを飲んだことがなかったので、サロンパス的なにおいが苦手すぎてミルクを入れてもダメでした…。

・今日もたくさんの紅茶を飲み比べて、有意義な時間でした。個人的には、シンガボールブレックファーストと、カナディアンブレックファーストがおいしかったです。伊勢紅茶を飲んでみて、国産の紅茶は優しくて柔らかいと感じました。国産のウーロン茶(静岡さん)もやはり緑茶の雰囲気を感じながら現在家で飲んでみています。こちらも優しい味です。

・単独で飲むと苦みや渋みがあるけれど、ミルクを入れると和らいで、飲みやすくなるものがたくさんありました。アッサムやキーマンがミルクとピッタリ、と思いましたが、今回はなかなか店頭では買えないルフナをお土産に選びました。

・混ぜたらミルクティー風味になるゼリーがおいしかったです。10種類の紅茶をいただいて、これは初めてのことでしたが、とても勉強になりました。味はなかなか経験不足でそれぞれの分析まではできませんでした…。

・久しぶりで楽しかったです。ミルクティーも本当にいろいろあって驚きました。伊勢がお気に入りです。お土産にいただいたので、家でも淹れてみようと思います。今日はありがとうございました。

・ミルクティーが大好きなので、とても楽しかったです。ストレートからミルクを入れて味の変化を楽しむというのも、紅茶の楽しみ方の一つだと思いました。

・たくさんの紅茶を一度にミルクティーにして比べてみる、という経験が初めてだったので、とても興味深かったです。お気に入りのミルクティーはルフナでした。

・ゆったりとした雰囲気で学べてよかったです。イギリスのティーフードの作り方、紅茶に合うお菓子に興味があります。

紅茶の会では、「紅茶のある時間の楽しみ方」を色々とみなさまと共有して、研究&実験しております!ぜひ「こんなことはどう?」「こんな感じでやってみてほしい!」などのご要望も、お待ちしております♪

それではまた、次回の「紅茶の会」でお会いしましょう(^-^*)/

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